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佐々木塾ブログ : 2024年2月

総合選抜合格者を教えた講師より報告がありました

今年総合選抜入試で二人の合格者が出ました。その二人を指導した講師からお祝いの言葉も含め報告が入りました。おふぃたりにはいずれ合格体験記も書いてもらうつもりです。それと合わせ読んでいただければ嬉しいです

津田塾大大学  文芸学部  国際関係学科 合格   Oさん
実はこの生徒さんは、9月のギリギリまで一般入試を受験予定でした。しかし、急遽総合型選抜を受けることになり、大慌てで準備が始まりました。
準備期間が2ヶ月少しとかなり短く、本人もかなり焦っている様子でした。  
「なぜこの大学へ行きたいのか」   「この大学でなければならない理由」   「どんな研究がしたいのか」
志望理由書をつくるにあたって、大学側から問われる設問に対して、胸の中には、イイタイコトはあるのに、言語化できないモヤモヤを抱えていました。

指導の中で、丁寧なヒアリングを通して徐々に自分の言葉を紡げるようになりました。ギリギリの入塾でしたが、上記の質問に答えられるようにするためのロードマップを敷設し、がむしゃらに取り組んでもらって、気づけば、1万字以上のボリュームになった文章量を自分の力で書き上げるまでに成長していました。こうした指導を通して短い時間ではあったものの、出願書類の作成と小論文の指導、面接練習なとトータルサポートを受けていただき、見事第一志望に合格しました。
受験方式を変えるという決断は本人にとっても親御さんにもとっても不安だったと思いますが、その中でもやることをしっかりやってくれて、本気になってくれたので、今の結果につながったと考えます。
合格おめでとうございます。


日本女子大学 家政学部 児童学科 合格 Nさん
Nさんは2年間の指導の中で見違える成長を遂げた。
高校2年の時から現代文の指導を通して、基礎的な読解力を養いました。「読む」「書く」という国語の基礎をイチから徹底的に養うために、論理エンジンのテキストを取り組んでもらい、「なぜこの答えになるのか」を論理的に自分の言葉で説明できるようになることを目標に、その手順を教えました。何度も問題を解いてくうちにコツが掴んできたみたいで、正答率も上がっていきました。それから、高校3年生の進学を機に、総合型選抜の受験をチャレンジしたいと打ち明けてくれました。高二から続く二人三脚の方向性が少し変わりました。これまでは筆者のイイタイコトを掴むトレーニングをしていましたが、授業内容が切り替わってからは、自分のイイタイコトを整理になりました。
最初はつまずいていたようでしたが、週1のレッスンにより徐々に文章が上手になっていきました。最後第一志望の志望理由書には、ほとんど手を加えずに出願しましたが、見事合格。
この指導を通して、結果的に第一志望の大学に合格してくれて何よりです。
ワンランクもツーランクも上の大学にチャレンジし、見事それを勝ち取る有志を近くで見届けることができました。
合格おめでとうございます。


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英語4技能

 先日「英検を受けることで大学受験に有利なことがあるのか」のお問い合わせをいただいたので、答えたい。従来は大学入試の試験はその大学が独自に作るものだったが、ここ数年変化が出ている。各大学が指定した試験で一定の成績を持っていると試験当日の英語の試験が免除・換算(みなし満点となることも)加点されるという方式が相当数の大学で取り入れられている。その代表格は実用英語技能検定(俗に英検)およびTEAPだと思われる。英検は歴史が古いので知らない人はいないと思われるが最近3技能(reading/listening /speaking)に加え2年ほど前からwritingが加わり4技能となった。またTEAPは Test of English for Academic Purposeの略で上智大学と英検が共同で開発した、アカデミックな場面での英語運用力を測定するテストで英検と同じ4技能から構成されている。以下この二つを中心にメリットデメリットを考えたい。

 まず英検だが2級を取得していれば早稲田・明治・立教を始め,かなりの大学が科目免除の恩恵を受けることが可能だ。CSEスコアで準1級を持っていなくてもカバーできることもあるようなので、受験を希望する方は各大学のホームページ等での確認をお勧めする。英検は2級までならトライしてみる価値がある。大学によっては準1級を要求しているところもあるが、準1級をとれるくらいの英語力になっていれば大学の出す本試験でもかなり有利に戦える実力なので外部試験を利用するメリットはなくなる。お薦めは英検の場合2級で各技能を磨くのが得策のようである。ちなみに早稲田(文化構想学部)だと4技能各500点以上で合計2200点(2600点満点)以上で英語免除となる

 もう一つ受験生にとってはなじみになりつつあるTEAPはメリットのほうがが多いかもしれない。先ず年3回受けられること。4技能を同時に基準点をクリアする必要はなく1技能ずつクリアーしていくこともできる点も魅力だ。また模試と違って本番なので入試本番のちょっとした予行練習にもなる。デメリットは受験料だ4技能で15000円は決してお安くはない金額だ。ちなみに早稲田(文化構想学部)では280点〈400点満点)以上で英語免除となる。

 このように外部入試試験は続々と導入されているので高1とか2年の「受験はまだ先さ」とのんびり構えている人にはお勧めだ。受験本番で緊張しがちな人もお薦めできる。緊張しやすい英語が免除されれば残りは2教科3教科受験組より有利に戦えるはずだ。上智に行きたいという人もお薦めだ。上智はTEAP受験と一般受験を併用しているのでチャンスが単純に増えるのでこれを利用しない手はないようだ。

 さて英検も今後随分様変わりするようだ。2024年から英検の試験内容のリニューアルが発表された。「新たな英語力観を反映した出題形式を取り入れてリニューアル」と、日本英語検定協会のサイトに記されています。リニューアルされる級は1級から3級がその対象のようだ。また2025年から2級と準2級の間に新たな級を導入することも発表された・名称は「準2級プラス」となるようだ。数年前から始まった英語外部受験旋風まだまだ収まっていないようだ。いや逆にその速度はいや増しに上がっていつようだ。今後とも注視していきたい。





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