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佐々木塾ブログ : 新着情報 3ページ目

叱るということ

 宿題をやってこない。授業中ボーとしている...。そんな時教師側としてはそれを看過するわけにはいかない。だがどう対処すべきか?叱ればいい。正論である。ただその叱り方が難しい。今回は叱るということについて考えたい。

 最近入塾した生徒が小学生の時に通っていた塾のことについて話してくれた。その塾では宿題を忘れたり、勝手におしゃべりすると叩くそうだ。それもこつんという可愛いらしいものでなく結構本格的らしい。男女の区別もないようだ。この時代に親は黙っていないだろうと聞くと、そこそこの実績があるから親は見て見ぬふりだとか。逆に悪いのを気づかせてくれたと言って親からも叱られる始末。叩かれても親にも言わなくなる仕組みになっている。こんなことが日常化している暴力塾。(あえてそう呼ばせていただく)同業者とはいえ情けないの一言だ。叱るときに叩く必要があるのか。それがどんなに間違っているかを検証してみたい。

 ラグビー日本代表として活躍し,2016年に53歳の若さで亡くなった平尾誠二さんが残した叱るときの4つの心得を、親友でノーベル賞受賞者の山中伸弥博士が平尾さんを偲ぶ会で行ったスピーチで紹介した。(1)プレー(行動)は叱っても人格は責めない。(2)あとで必ずフォローする。(3)他人と比較しない。(4)長時間叱らない 山中伸弥博士はこのスピーチの最後に、「君のようなリーダーと一緒にプレーでき、一緒に働けた仲間は本当に幸せです」と結んだそうだ。

 これを暴力塾に当てはめると(1)宿題を忘れたという行動は叱られるに値する。しかし暴力行為でこれを諫めることは叱るのではなく感情的な非難になるだけだ (2)あとでフォローするは行われたかどうか検証のしようがないが。もし行っているとすればその子を認めているんだよということを知らせるのではなく単なる自分の暴力行為の罪滅ぼしにしかなっていないと思う。 (3)人前でたたくということは他人と比較していることの証拠に他ならない。君たちはやってきたから叩かれないんだよ。忘れたら同じことになるからねという見せしめになっている。 (4)叱る時間の長短はわからないが、叩くという行為は言葉を省略することなので、時間は短かったはずである。もし暴力塾が抗弁するとこう言うしれない。「だらだらお説教を垂れるより一発カーンとやってさっさと授業に入る時間の節約ですよ」

 他塾の批判ははこれくらいにして自分について考えたい。自分は果たしてこの4つの心得を守れているだろうか?(1)は意識はしているが、結構感情的になってしまうこともあるので叱るではなく怒るになっているときもあるかもしれない。(2)は守られていない。フォローの仕方によっては単なるご機嫌取りになってしまうし、「だったら最初から言うなよ」と突っ込まれそうな気もする。(3)他人との比較もよくやっている。例えばその子の姉を知っている場合など「お姉ちゃんは…」的なことを言いがちである。(4)どのくらいの時間だと長時間にあたるのかしかれれている子のとらえ方次第というところもあると思う。かくも叱るとは難しいんである。(続く)


 





 

寒中見舞い申し上げます

 寒中見舞い申し上げます。このブログをご覧の方々今年もよろしくお願いします。

 今年も冬期講習が終わりました。今年は高3生浪人生が多いので学校の休みとは無関係に1月12日まで講習を行いました。センターがあと1週間後になりました。佐々木塾生の健闘を心より応援します。


 今年は結婚して初めて(妊娠時は除き)妻と年末、年始ともに過ごすことができた。さらに長男が京都から帰ってきて、3人で長女の新居を訪れたりと久しぶりに家族4人が集う賑々しいお正月となった。子供たちが家を出てからは一人で年末年始のどちらかを過ごすことが多く「クリぼっち」ならぬ「正ボッチ」で少々寂しい思いをしていたので今年の正月は格別。やはり家族はいいものと再認識できた。念頭に思うことを少々書こうと思う。

 まず報告したいことは去年自転車走行距離が2年連続の一万㌔越えだったこと。自転車に本格的に乗り出して20年1万越えは去年を含め6回そう若くない体で1万越えは立派だと自画自賛したい気持ちだ。今年も1k万キロ越えを目指し自転車に励む所存。何しろこれが自分の若さ健康の源だと思っているので止まったら自転車だけにこけそうだ。死ぬまでもう止められないのかも。

 さて今年は来年のオリンピックに備えて英語をブラシュアップしたい。英語は使わないとさび付いてどうにもならなくなってしまうのでは若かりしときを思い出してがむしゃらに励みたい。思えば20代後半英検に合格するために英語漬けの日々を送ったものだ。誰かに習ったのではなく、FEN(Far East Network・極東にいるアメリカ軍人及び家族向けのラジオ放送)を聞きまくった。集中するため部屋を暗くしていたので誰かに見られたら危ない青年とみられただろう。今回もFENを聞こうと探したらAENと名称変更されたようである。聞いてみると昔と同じ音楽とニュースが多いのが特徴だったが変わっていないようだ。

 自転車に加えもう一つ登山、百名山の半分も登っていないが百名山をさらに踏破したい。今年狙っているのは巻機山・苗場山・平ケ岳などの上信越の山々である。秩父・多摩・南関東の山々は大体踏破したので今度は上信越に足を延ばしたい。新幹線で行けば日帰りも可能とずいぶん登山も楽に行けるようになったものだ。山は自転車とは違う自分と向き合う時間が長い。自転車は刻々と周りが変化するので自分に浸ることがなかなかできないが、登山はほとんど景色が変わらないので考え事ができる、それはなぜか山で考え事をするとポジティブになれるのだ。下界のことが些末で矮小に見えてくるのだ。落ち込んだ時など山に行って一人になればおよそのことは解決できる。また山は大勢で行くのも楽しい。年に2回ほど大学の仲間と山に登っているがこれも長く続いている。今年も二山行く予定だ。

 以上は今年念頭にあたって思ったこと、自分に約束したことだ。もちろん塾は私の天職なので譲るわけにいかない。来てくれている生徒一人一人と真摯に向き合っていくことは今年も変わらない。

3色ボールペン

 佐々木塾の英語の授業の特徴の一つは3色ボールペンを使うということだ。この方法は私が編み出した英語読解法でほかにこの方法を使っている人あるいは組織を知らない。齋藤孝さんの本にも「三色ボールペンで読む日本語」いう本があるが、彼のは日本語の文章の読書法で、大事に赤・まあ大事に青・面白いに緑をつけていくものである。私のは英英語の文章に、名詞句と節に黒、形容詞句と節に赤、副詞句と節に青のかっこを付けていくものだ。この方式で何十年にもわたって生徒たちの絶大なる信頼と人気を誇ってきたが、ただ一つ欠点があった。それはボールペンは一度引くと消せないということだ。青だと思っていたものが赤だったり、ここまでと思ってかっこを閉じたら、閉じるところずっと先だったり。生徒によっては一枚のプリントがグシャグシャで大変醜いものになってしまうことが多々あった。


 ところが、何年前だろうか?パイロットからフリクションという消せるボールペンが発売された。CMなんかで宣伝されたのを見たことがあるが消えたところであとが残って汚くなるんだろうくらいにしか思わず気にも留めていなかった。ところが生徒の一人が筆箱にフリクションを何色も入れて使っていた。それをちょっと借りて使ってみると勝手がいい。ボールペンの頭にあるラバー部分でこするとほとんど跡形もなく消える。1つ注意が必要なのは汚れたラバーだと黒いしみが残るので、ラバー部分を白くに保っておくことが肝要だ。ともかくこれを生徒に貸して使ってもらうと英語の授業がなぜか今までと違う気さえしてくる。生徒は間違えた時にラバーを使うわけだが、その時になぜこれは赤ではなく黒なのかを印象に残るよう説明する。これが効くのだ。


 こうやって三色で引いた後和訳をしてもらうと、さてどうだ和訳が実にスムーズになされるのである。何も引かれていない英文を読むのと、3色で引かれた英文の和訳のスピードと正確さはこれは決定的なものだ。齋藤孝さんは真っ新な本にボールペンで線を引くには勇気がいると確か書かれていたが,佐々木塾英文三色分けには勇気ではなく正しい文法力が必要になる。生徒によっては英文読解と文法は別の教科ぐらいに思っている子もいるくらいで、とかく文章の読解と文法はこれまで直接かかわりを持たずという具合だった。しかし佐々木塾三色分けだと色付けを間違わないために文法の授業にも力を注ぐという効果を引き出すようになったと思う。英文を読むことと文法が有機的に繋がり始めるのである。

 この文だけ読んでいても何を言っているのか呑み込めない方はぜひ佐々木塾の体験授業を受けていただきたい。受けていただけばここに書いたことが腑に落ちると思う。今年から入塾を決めてくれた中高生には消える3色ボールペンをプレゼントしようかなと考えているところである。詳細は追って発表の予定だ。



英語問題 公立大vs私大

 毎年この時期になると過去問対策でたくさんの過去問に触れることになる。そこで感想を一言述べておきたい。私の評価のポイントは受験問題といえども読んで「なるほど」とか、知らなかったことがそれを読んだことで「知識として蓄えられる」とか、小説ならちょっと感動するような話を選んでいるかだ。よく考えて出題していると思う文章を少し上げてみると、筑波大学2012年これは翻訳された本はないと思うので、拙いが佐々木訳でお伝えしたい。


「ある人が自分の時間をあなたの面倒を見るために使ったとすれば、その人が自分のためまたは他の誰かのためにできなかったことが生まれてしまう。あなたの頼み事は些細なことだと考えて自分をだますことは簡単だ。しかし忙しい人にとっては小さな頼み事など存在しない。自分のしていたことを中断して、あなたの頼みごとに専念して、それに応じるために時間をとらなけrばならないのだ。この行為に対しあなたその人感謝の意を込めたお礼状を出すべきだ。しかし実際はお礼状を出す人はひどく少ない。お礼状を出せば大勢の中であなたはきっと目立つだろう。」


 また法政大の経済学部2016年「練習か遺伝子か」バイオリンをマスターするには1万時間の練習を要するとされるが、果たしてこれは本当か。音楽にふさわしい遺伝子を欠いていれば2万時間の練習も無意味だとする学者もいる。実は練習と音楽技能にはあまり関連性が見られないことを双子の実験を通して証明して見せたのである。筑波大や法政大のように良質な文章を選びそこから問題が作られるのであれば受験生側も
  

 一方どうでもいいような文章を選んでいる大学も多い。代表的なところで言うと上智大学の総合人間学科2017年の2番「家が物語ること」この文章は場所がでアメリカの話なのかヨーロッパの話なのか分からない上に時代も現代なのか中世なのか絞り切れない散漫さだ。また早稲田の商学部2016年の2番「エスカレーターの正しい乗り方とは」エスカレーターは右の立つべきか左なのか。歩くべきなのか立ったままでいるべきなのか、イギリスは右側に立つことを推しすすめた最初の国だなどとどうでもいい文書に付き合わされつ受験生の身にもなってほしい。蘊蓄、小ネタ、トリビア的話などなにも受験会場で読ませなくともいいのではという気になってしまう。


 片手間なマニアックな文章を選んでる先生は猛省してほしい。1年かけて受験生は準備をしているのだからそれに見合う問題を吟味するのが教師の務めだと思う。いろいろな大学の過去問を解いているが読後の感想でいい文だった思える文章を使っている大学は圧倒的に国公立が多い。総じて私立はつまらない問題が多い。文法とか熟語の問題にしても辞書を引いても出てないような問題はいったい何のためのテストなのかという疑問抱かざるをえない。問題作成者は死に物狂いで勉強している受験生に対峙した問題を作ってほしい。





 

嬉しいメールが届きました

 昨日高3のSさんのお母様から大学合格の嬉しい知らせが届きました。J大学の理工学に指定校推薦で進学が決まったとのことです。Sさんは3年前高校受験の時一緒に戦った(?)生徒です。戦うという言葉をあえて使ったのはこういう事情があったためです。3年前の冬、親御さんとも相談してM高校一本に絞って徹底的に対策をすることに決めました。ほかにも成蹊とか都立などいくつかの候補があったのですが英語が得意ということと数学がそれほど難しくないなど総合的に判断してあと一か月をM高校一本に絞って勉強するという賭けに出たのです。

 約一か月合格最低点を超えるまでになりこれなら大丈夫だなと思えるところまで彼女の成績は伸びてきました。正確には覚えていませんが合格最低点が210点の時おそらく220点ぐらいは取れていたと思います。試験当日私も大丈夫だろうというかなりの手ごたえをもって送り出したのを覚えています。しかしその結果は不合格でした。続きがあります

 がっかりしているところに補欠になったという知らせを受けました。しかもその番号は1番ということなのでこれは一人でも辞退者が出れば入学できる。受かったも同然と考えていました。合格通知は都立の発表日など3回あるとのことで朗報を心待ちにしていました。しかし何の音沙汰もなしということで不合格が決まってしまいました。不幸中の幸いというか2次募集でD高校の合格はもらっていたのでそこへの進学ということになりました。

 そして3年。Sさんの頑張りは見事の一言です。やはり高校受験の悔しさがばねになったのでしょうか。同じ不合格にしてもむごい落ち方だずっと思っていたので今回のは今までの苦労を一気に償ってくれる快挙と言えるものです。人間万事塞翁が馬という言葉が当てはまるSさんの報告でした。Sさんおめでとう。
 

隠れ家的塾だけど

 佐々木塾も開塾して16年になろうとしています。大して宣伝はしていないのに、何とかここまでやってこれたのは佐々木塾を信じて通ってきてくれた生徒さん及びその保護者のおかげです。いくら感謝してもし足りないほどです。よくレストランなどで予約客が引きも切らず殺到する店があるというのを聞きます。小さいながら抜群の味、接客、コスパ、雰囲気で高い満足をお客さんに提供している店。佐々木塾もそんな「隠れ家的塾」を目指したいというのが塾を始めて動機でした。塾の場合はお客さんに高い満足を与えるとは、あの塾に通ってほんとによかったと後から言ってもらえることだと考えています。


 16年を振り返って少し自慢させてください。1つは通ってくれている生徒さんの通塾地区が多岐にわたっていることです。国立、国分寺はもちろんですが、府中、立川、小平、武蔵小金井、東村山、日野、福生、八王子、相模原、川崎などから通ってもらっています。(いました)。このこじんまりとした個人塾の割には広範囲から来てもらっているなあというのが正直な感想です。これは自慢ではありませんがたぶん他塾にはない佐々木塾の専門性をご理解いただいているためと思っています。
  
 もう一つは兄弟率の高さです。先に兄(姉)が入塾し1,2年遅れて弟(妹)が追いかけるように入ってくれる。おそらく兄弟率は絶えず50%は超えていると思います。通っている時期が同時でないならもっと高いかもしれません。これも佐々木塾の質を認めていただいている証拠かなとと感じています。

 さらに特筆すべきは一人の生徒の通塾の長さです。これまで最長者は小学4年の時に入ってもらってその語大学受験まで9年間教えた生徒です。大学入学後も時々元気な姿を見せてくれます。卒塾性が来てくれることは塾をやっていて良かったと心から思える至福の時です。又今いる生徒は小1で入塾してくれ今高2です。11年間通ってくれています。彼には大学に入ったあと佐々木塾講師をお願いしようと思っています。彼との付き合いはさらに伸びそうです。

 おそらくこれほど長く一塾にとどまっている生徒がいるところはないのではないかと思います。これは佐々木塾が国語、算数のみならず、英語、数学、古典、漢文も教えられることが、こうして長期にわたって通ってくれる生徒さんを生み出しているものと思われます。ほかの塾では考えられない特徴をもつ佐々木塾、これからも誠心誠意真心こめて生徒さんに接していく所存ですので、よろしくお願いいたします。


音読とマトリックス計算そして書くこと

 音読マトリックス計算は学力を新しく獲得する前提ですが、読むこと計算だけに終わっていては学力を確実に定着されられないかもしれません。音読でまるで自分の書いた文章のようにスラスラ読めてももう一つ大事な要素「書く」ことを怠るわけにはいきません。書くことをいやがリ読むことだけで済ませている子は仮に多面的な読書ができていても成績は芳しくないかもしれません。物知りではあっても面倒くさがり屋で知識は多くても学力は今一つになりかねません。読書好きの子は大して勉強しなくても小中学校までは成績上位を保てているかもしれません。しかし「書く」ことを怠っていると中学生になっても「書く」ことがいいかげんな子は成績は次第に下降していきます。書くことは習ったことを学力に定着させる最も効果的な方法なのです。「書く」という作業は習ったことを今一度思い返しそれをノートに再現し記憶通りに視覚化していくことです。ノートづくりの上手な子で成績下位の子は一人もいません。


 「書く」ことの初めは漢字練習でしょう。今の子は漢字を書くことが苦手です。「漢字なんて書けなくてもスマホがある」ということなのでしょうがそれはとんでもない間違いです。漢字は表意文字です。文字から何かを思い浮かべることができるのです。それは想像力を高めるのです。この部首はどんな成り立ちだろうなどと興味を抱けばしめたものです。何か子供に意欲が引き出せる工夫を考えていきたいものです。漢字が毎日の学習習慣の中に組み込まれたら、聞き写し、書き写しなども大変な効果があります。一時期朝日新聞の「天声人語」を書き写すノートがはやったことがありますが、これなんかがも一度復活すれば安上がりで効果の出る学習法です。ぜひお宅のお子さんを「書く」こと好きにしてあげてください。


 さらに「書く」ことにはもう一つ大きなメリットがあります。暗記物を定着させる大きな武器になります。中学受験とか高校受験では「考える力」もさることながら「記憶力」を競う問題も数多く出題されます。例えば英単語を覚えることを例にとりましょう。B5の紙に覚えたい単語を30個適当に書ききます。「書く」力を持っている子ならこれを10分で覚えられます。まず30個の和訳  try→試みる elephant→象 enough→十分な・・・と言って2分で転換できるまで繰り返します。次は英訳です。試みる→try 象→elephant 十分な →enough ・・・これも2分で言えるまでやります。そして最後はスペルです。スペルは「書く」ことが一番の方法です。書くのは殴り書きでも構わない。音声を加えてやると効果は2倍になります。暗記には口と手を連動させるのが最も効果的です。テストをして全部できるようになったらその日は終了。翌日は忘れているのもあるかもしれません。ただ同じことをもう一回やれば前日よりも短時間で覚えられるはずです。その日はさらに30個を加えて覚えてもいい。こうして英単語ばかりではなく暗記物をこなしていけばいいのです。この暗記の土台を支えているのは「書く」ことです。


 

AO入試

 今佐々木塾に通ってくれているK君について。彼は今野球部に所属して甲子園を目指しています。佐々木塾には週一回部活のない日に通ってくれていますがその休みの日も大会が近かったり、休日と重なったりすると部活があって塾のほうはお休みということになります。順調に塾通いがなかなかできない状況が続いています。東京都でベスト16くらいの実力校ですが、第三者から見るとそこまでするものなのかという過酷な日程のような気がします。それを言っても栓ないこと。部活に高校生活をささげてきたK君個の頑張りを受験で有利に使う入試法を考えたいと思います。


 答えはAO入試です。2020年の大学入試改革をご存知ですか?国立大学協会は、AO入試・推薦入試の割合を2021年度までに国公立で3割にまで増加する目標を掲げています。この動きに連動して私立大学もAO・推薦入試の募集人員は増えていくものと予想されます。一方で、AO入試の難易度は高くありません。というのは「そもそも目指す人が少ない」上にどこの塾も明確な対策ができていません。私が試みに調べたところ東京近辺では早稲田塾・AO義塾といったところがネットでひっかかってきました。それなりの実績は上げているようですが授業料が年間70万から120万もします。未開拓の分野で強気の授業料設定という気がします。


 さてK君の今後の過ごし方ですが、来年の高校野球が終わるまでは当然今の生活を続けることになるのでしょうが、二点だけ頼んでおきたいことがあります。一点目は英語外部試験を受けてほしいということです。英検(これは佐々木塾も準会場になっていますので佐々木塾で受けられます)TEAP・TOFULなどどれでも構いません。英検で言えば2級程度をとってほしいのです。最悪の場合、合格はできなくても構いません。英検2級とはどんなものかを体験しておいてほしいのです。合格は部活終了後佐々木塾で対策します。


 二点目はAI・loTなどのテクノロジーが発展し、転換点を迎えている今、どのような人間が社会で求められているのかを考えてほしいのです。そのうえで自分が今後どんなスキルを身につけていく必要があるのか考え自分自身を見つめる。いきなりこんなことを考えろと言われても戸惑うばかりかもしれません。そのためのお薦めの本を紹介しておきます。①「文芸春秋オピニオン2018年の論点100」②「大学受験に強くなる教養講座(筑摩プリマー新書)」③「MD現代文・小論文(MDシリーズ)」などです。①から入るのがお薦めです。③は辞書みたいなものなので自分が実際小論文を書くときになって揃えてもいいかもしれません。


 以上がK君が今後どのようにして自分の道を切り開いていけばよいかを考察した一文です。むろんK君だけでなく高校時代に打ち込んできたものがあってそれを大学受験に生かせないかを考えている人にも読んで欲しいです。そしてぜひ佐々木塾の門をたたいてください。


音読とマトリックス計算(2)

 今回はマトリックス計算について考えます。マトリックスという名前は佐々木塾を開講する際、話題の映画「マトリックス」(日本語訳はm×n行列)を借用して命名したものです。算数の苦手な子の三つの原因を教育評論家の岸本裕史氏は①家庭での会話や経験の中で数量を意識する生活が少なかった子。②何が書かれていて何が問われているかを読み取れない子。③計算力の頼りなさ。少し複雑な計算がのろいうえに不正確な子。と分析をしています。私もぼんやりと数に対するセンスが算数の得手不得手を決めるのではと考えていたので、岸本氏の分析は的を射たものだと思いました。①の克服は授業やプリントで、②の克服には音読を ③の克服はマトリックス計算をと考え今の佐々木塾マトリックス計算が始まりました。


 佐々木塾で行うマトリックス計算は百マスの足し算、引き算、掛け算 割り算(A型・B型・C型)があります。学年ごとに目標タイムがあってクリアすると次のj計算に進むという具合です。これらをクリアーできると往復計算(足し算・引き算)、エレベーター計算(掛け算・割り算)へと進みこれが一周するとまた百マスの足し算に戻ってきます。その時は目標タイムがまた上がっています。これまでの経験で計算能力は努力に比例し確度と速度が上がっていきます。がんばりさえすればどの子も一定の成果を収めることができます。達成感、充実感、成就感を持てる仕組みになっています。割り算C型100問を2分切れるとそれまで落ち着きのなかった子が落ち着きを持つようになるなど少し信じられないような卓効が報告されています。


 さてこの効用について考えてみます。この計算をを毎日行い速度確度が上がってくると何よりも自分への自信や誇りが生れます。やればできるんだという自信はさらに高い学力を目指す起爆剤的役目を果たします。多くの思考力を必要とする問題,高次の実験観察などを行う際の集中力へとにつながります。計算力を伸ばすということはただ単に電卓のような器械になることを目指すのではなく本当の生きた人間になるための取り組みは小さいけれど大きな人間になるためのステップになると私は信じています。佐々木塾生の皆さん毎日マトリック計算を続けてください。 

 
 

 

音読とマトリックス計算(1)

 佐々木塾に通う小学生はほとんどの子が音読とマトリックス計算をほぼ毎日続けています。よく親御さんから「音読は何のため?」「マトリックス計算はなぜ行うのか?」の質問を受けるのでいっしょに考えてみます。


 音読は反復することによって学習効果がぐんと上がる、東北大学の川島隆太教授は「ありとあらゆる人間の活動のうちで最も脳が活性化している学習が音読である」ことを突き止めたそうです。確かに子供たちに音読を繰り返してもらっているうちにその子の記憶能力が飛躍的に高まるという感触があります。昔から百回読めば意味がおのずと分かると言いう教えがあります。実際音読を何十回も寄ってもらって読んでもらうと感情のこもった読み方をするようになってきます。


 やたら難しいことをやらせる塾もあるようですが、音読だけで小学校時代はいいのではという気にさえなってきます。スムースな読みができるようになってきたら芥川龍之介、太宰治、宮沢賢治はたまた枕草子などの古典などに挑戦してみるのもいいと思います。

 もう一つ音読の効果を考えます。音読をすることで知悉語彙を増やせることです。学力の優劣は子供の言語能力の水準と密接な関係があります。教科書は言語です。インターネットも言語です。テストも、ノートも。言語はまさしく学力の土台になっています。文豪の文章を音読していけば正しい使い方とともに抽象度の高い語彙を飛躍的に増やす絶好の機会になるはずです。ぜひ音読を毎日続けてください。


 

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