HOME > 佐々木塾ブログ > アーカイブ > 秘伝!合格術: 2016年10月

佐々木塾ブログ : 秘伝!合格術: 2016年10月

過去問研究大阪大学 英文解釈(文型とかっこ付け)

大阪大学2006年1番を佐々木塾式読解法で読んでみる。
記号説明:S,V,O,Cによって1~5の文型を表している。
     [ < ( {         } ) >] かっこの名前は外側から大、中、小、微かっこ。
     かっこの色 黒:名詞節または名詞句を表し「~こと」「~か?」と訳す。   
          赤:形容詞節または形容詞句を表し直前の名詞より先に訳す
          青:副詞節または副詞句を表し主に動詞を訳すより先に訳す
     直線一本は共通関係(and/but/or)などが何と何ををつなぐかを表す
     直線二本は同格関係を表す。形式主語、新主語もこの記号を使う     
    
Ⅰ次の英文(A)と(B)を読み、それぞれの下線部の意味を日本語で表しなさい。(90分)
txt20161027.png

和訳:
(A)あなたは運を信じるために、ギャンブラーや占い師になる必要はない(2文型で不定詞は副詞的用法目的)
自分自身を完全に理性的な人間であるとみなして、迷信を直ちに排除する人々でさえ、やはり時々は「幸運を祈る」と言うものである(3文型で、peopleに二つの関係代名詞が最初のは5文型次は3文型で修飾している)
もしかしたら彼ら自身は自分では幸運を信じていなくても、相手が信じていると思っているのかもしれない(that説を目的語とする3文型でeven if 節が修飾している)
しかし信じていようといまいと、運は避けられないものである。

過去問研究 大阪大学(理系)英語

大阪大学の過去問は安定している。読解2題、英作文2題がここ10年続いている。
読解のうち1題は英文和訳のみ、もう1題は長文読解の総合問題(500語~700語)。
英作文のうち1題は自由英作文、もう一題は和文英訳という構成である。
今回は2005年の英作文Ⅳを取り上げたい。

Ⅳ次の日本文(A)と(B)の意味を英語で表しなさい。
(A)私たちは電話やファックスや電子メールで一瞬のうちに他人から連絡を受ける
ことに慣れてしまったので、手書きのメモはかえって新鮮だ。誰かが時間や考え
や努力をついやして、個人的な温かみを添えようとしたことが分かろうというものだ

まず「~ので」に対してはbecause、「かえって新鮮だ」はall the fresher ~becauseをつかうことにする。
その他は「慣れてしまったので」 so accustomed to ~ing 「電話,ファックス、Eメールで」by phone,fax,or e-mail  
「一瞬のうちに」in a secondなどを使うと
 Beause we are accustomed to being received messages by phone,fax,or e-mail in a second, notes written by hand
give us all the fresher feeling.

次の文は「分かろうというものだ」 We can see that~  「個人的な温かみ」heart-warming feeling
「添えようとする」add A to B

 We can see that someone took a lot of time, thought hard,and made a lot of effort to try to add heart-warming feeling to them. 

という答えを出してみた。
要は日本文を自分の知っている語彙の中に囲い込んで、その中で書いていくようにすることである。
英文としては若干原文より無味乾燥になってしまうがそれは仕方ないことなのかもしれない。
減点されないように細心の注意を払いたい。
大阪大学の過去問は大変よく練られた問題だと思う。一部の私大のように運がなければ解けない問題とは違い
受験生が勉強すればするほど点数に結びつく努力が裏切らない問題であると感じられる。
大学の良心がうかがえるどこかほっとする問題だ。


1

« 秘伝!合格術: 2016年6月 | メインページ | アーカイブ | 秘伝!合格術: 2017年6月 »

無料体験授業 まずは、是非一度無料体験にお越しください。
042-572-9819
メールでのお問い合わせはこちら