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佐々木塾ブログ : 受験生応援コラム: 2015年6月

雨上がりの空の下で

 長く続いた雨のあとで、どんよりとした雲間から明るい日差しが差し始めるとき、
私たちの心も明るくなります。眩しい日差しが大地に降り注ぎ、
降り続いた雨が嘘のようにすら感じられます。
 止まぬ雨はないと言われるとおり、
私たちは今降り続くこの雨もいつか必ず止むことを知っています。
しかし、それでも今降り続くこの雨は止むことなく
いつまでも降り続くように感じてしまうものです。
 哀しい思いも辛い思いもいつまでも続くことはありません。
それでもこの暗い思いはいつまでも続くと感じてしまいます。
そんな時は…。
 そんな時は君の心の中で、君の希望を繰り返し思うことです。
強く何度でも君の希望を自分自身に語りかけることです。
君の心にも必ず明るい日差しが差し始めます。

君の心にも恵みの雨が降る

 梅雨時は誰でも梅雨明けが待ち遠しくなります。
どんより曇った空、じめじめとした空気の中で、
人はこんな雨は早くやんでほしいと願います。
 しかし一方で「恵みの雨」という言葉もあります。
水が人にとってどれだけ大切なものかを思えば、
梅雨は日本人にとって絶対に必要なものです。
 もし君が梅雨のこの時期に「今日の雨は恵みの雨だね!」
なんて誰かに言えたら君はその一言で随分大人になったといえます。
物事には必ず良い面と悪い面の二面があるものです。
それが少しずつ分かることが人として成長していくことだと私は考えます。
 雨の朝、通学するのが苦痛になった時、君は一言こう言ってください。
「恵みの雨だね」と。
そう言える君の人生にも幸福という恵みの雨を降らせてくれます。

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