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佐々木塾ブログ

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情けは人の為ならず

 5月の連休中のツーリングで体験した気持ちいいこと記します。
 
 まずはその一。多摩川水道橋で友人と待ち合わせをして約束の時間に遅れそうだったの近道をしてやれと思い大通りをはずれ狭い道に入りました。世田谷通りに出たかったのですがまずは環八を目指しました。行けども行けども環八は現れず(今もどこを走ったのか不明)焦り始めました。その時隣をロードの身なりをバッチリ決めたたぶん75歳くらいの老サイクリストが走っています。すかさず「環八はどう行けばいいか」と尋ねました。「ちょっと複雑だから一緒についてこい」とのこと。5分くらい走って環八に誘導してくれました。「ありがたい」どうお礼しようか。どんな言葉が気が利いているか考えているうち,老サイクリストは「気をつけて」の言葉を残し立ち去っていきました。こちらはやっと「ありがとうございました]と深々と後ろ姿に一礼するだけでした。カッコイイ。

 その二。友人と出会って(道に迷ったので遅刻してしまいました)ニヶ領両用水(川崎を南北に流れる川で用水建設時は2つの領地なまたがっていたため付けられた名前)を進みました。やがて平瀬川と合流し久地円筒分水に行くつもりでしたが、道を間違えてガード下に(南武線か)ろとうにくれているところ、そこでたまたまラクロス練習中の青年がいました。「久地円筒分水はどこか?」尋ねたところ彼も知らないらしく自分のスマホで調べてくれました。その画面を見ながら説明してくれたので何とかいけそうかなという気になっていたら、「複雑すぎる。ぼくも一緒に行きます」と言って先導してくれるではありませんか。5分か10分くらいで着きました。彼にどうお礼を言えばいいか戸惑っていたらさわやかな笑顔で「ここが久地円筒分水嶺です」と言って立ち去っていきました。これでジュースでも勝手とお金を渡そうかと一瞬考えましたがダサすぎると思い返し精いっぱいの「ありがとう」を言って別れました。

 この体験を誰かに伝えたかったのでここに記しました。「世の中捨てたもんじゃないな。情けは人の為ならず。次は自分が」と思った次第です


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