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佐々木塾ブログ : 2016年6月

過去問研究 東京大学 理系(2015)その2

2(A)下の絵に描かれた状況を簡単に説明した上で、それについて考えたことを60~80語で答える問題
2年続けて写真を見て二人の会話を想像させる問題を出していたがこの年は、女性が鏡を見て確かに自分なのだが、違う表情に驚いている。無味乾燥的な入試問題が多い中でなぜかほっとさせる問題。さすが東大と声をかけたくなる良問だと思う。
受験生にとっては慣れない問題かもしれないが、写真とか、イラストなどを見たときストーリーが捻れるようにする訓練が必要かも。
机に座って構えてやるのではなく、通学途中で目にする看板やポスターで十分だろう。、受験生活の緊張感を和らげてくれるかもしれない。
「絵に描かれた状況を簡単に説明」を素早く書き、「それについてあなたが思ったこと」に気の利いたコメントが欲しいところだ。
自分なりの解答例を示しておく。
 A girl is very surprised to see her face in the mirror. Its reflection is diffrent from what she is,namely it is sticking out  its tongue with one eyes closed. She may possibly have asked  the mirror,"Ms.Mirror,Ms.Mirror,Who is the prettiest girl inth world? Please tell me the truth." The answer lies in the mirror. Ms.Mirror must have wanted not to tell her the truth.  (72語)
. . 
 
(B)"Look before you leap"と"He who hesitates is lost"、「転ばぬ先の杖」と「ためらうものは勝機を逸する」いう二つの相反することわざを説明して、どちらが自分にとって良い助言かを英作する問題となっている。 
まずこの二つのことわざのどこが対照的かを述べ、自分にはどちらで適切な助言であるかを言う。過去の自分の具体的行動を思い出すのも一方法だろう。 DSCF160630.JPG

東京大学 英語 理科(2015)

問1 A 要約問題
例によって、早実と同じくわからない単語から。東大は単語はそんなに難しくないので、
Data Base 4500の実を使っての検討とする。
Data Base 4500に載っていないのはgauge(gage)「~を正確に測る」apparatus「器官」
くらいか。あとは文中で説明がある。
「危険認知における人間の行動」約330語の70~80字の要約問題。
第一段落を訳してみると
「私たちは人間が、衝動ではなく固いデータに基づいて決定を下すので、とても論理的だと考えるのが好きだ。
しかし、homo economicusー正確な情報が与えられたとき自分にとって有利に行動する人物⁻という見方は揺るがされているー
とりわけ危険認知という新興の分野において発見されたことにより。
人間は危険を正確に測ることに大変苦労していることが発見されている。
私たちは二つの強力な源ーつまり論理と本能あるいは理性と直感ーから得られる相反する助言を私たちに与える仕組みを持っている。」
第二段落。この本能(直感)が身体に及ぶ危険では役に立っている。しかし、危険が目に見えない放射線のようなものでは
本能(直感)は適さない。つまり論理的には分かっていてもそれに対して無頓着なことが多い。たとえば飛行機よりも危険度が高い自動車、
受動喫煙、不健康な食べ物これらはよくないことを理性では分かっていても、行動としては正しくできているとは言えない。
答えとしては「人間の危険認知能力は理性と直感があるが,直感が理性を上回り論理的に考えれば危険なことが分かるが、直接的に危害が及ばないものにはうまく適応できていない。」(75字)
問1 B 空所補充問題

ご父兄から手紙をいただきました(1)

ご父兄から手紙をいただきました。
4年生の(女子)お母様からです。
佐々木塾には受験ということではなく基礎学力の向上を目当てに通っておられます。
以下手紙をそのまま公開します。そして(2)でこれまでのいきさつやその返事を載せます。
まずはご父兄からの手紙をご覧ください。

佐々木先生

 いつもお世話になっております。算数の宿題についてお伺いしたことがありましてお手紙をお渡ししま
す。

 文章題の出題の意図ですが、もしかすると正解を出すことそのものが重要ではなく、

1.問題の意味するところを正しく理解すること
2.答えを導き出すためにどのように筋道を立てて考えるかという、行為そのもの

を重視しておりますでしょうか。(正解することも当然重要ですが)

家で文章題(特に星2つ以上のもの)を考えるのを見ていると、子供自身ではほとんど解くことができず、
わからないといって何もしないkとが多いため親と一緒に考える訳ですが、そうするとまず親の側でどのよ
うに答えを出すか考え、その考え方を子供に教えることになります。(簡単な問題ならば、ヒントを与える
だけで自分で解くことができることもありますが)

しかしその考え方を、子供が聞いてきちんと理解できているように見えないことが多々あります。(説
明をしながら一緒に考えるだけでも、1問で2時間くらいかかることもままあり、答えを出した後に子供に
説明させてみてもできないことがほとんどだと感じます)

とにかくテストで良い点を取ることが目的であれば、同じような問題を繰返し、ときかたっパターン化して
覚えることが手っ取り早いわけですが(いずれはそれも必要になると思いますが)、基本的には子供が頭を
使って自分で考える事が最も大事で、思考方法・回路が確立されれば問題の正解はいずれ後からついてくる
ようになるかなと、個人的には思っています。

 というわけで、少し散漫な文章になってしまいましたが、家での宿題(算数)に関して佐々木先生として
はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。親がどの程度まで関わってあげれば良いのか、先生の意
図するところと食い違いができるだけ無い様にしてしておこうと思い、この度お手紙差し上げました。

宜しくお願い申し上げます。


夏休みを制する!

 
最高の夏休みにするためには自分自身との約束が必要です。

僕は/私は五つの約束を守ることを誓います。

約束1 これまでの学習や生活態度での反省点を見つけます!

約束2 夜寝る前に次の日の計画をしっかり立てます!

約束3 早起きを心がけ、夜更かしをしません!

約束4 遊ぶのは計画していた一日の勉強が終わらせてからにします!

約束5 体調を崩さぬよう暴飲暴食をせず睡眠をたっぷりとります!

君の心にも恵みの雨が降る

 梅雨時は誰でも梅雨明けが待ち遠しくなります。
どんより曇った空、じめじめした空気の中で、
人はこんな雨は早く病んでほしいと願います。
 しかし、一方で、「恵みの雨」という言葉もあります。
水が人のとってどれだけ、大切かを思えば、
梅雨は日本人にとって絶対必要なものです。
 もし、君が梅雨時のこの時期に
「今日の雨は恵みの雨だね!」
なんて誰かに言えたら君はその一言でずいぶん大人になったといえます。
物事には必ず良い面と悪い面の二面があるものです。
それが少しずつ分かることが人として成長していくことだと私は思います。
 雨の朝、通学するのが苦痛になったとき、君は一言こう言ってください。
「めぐみんおあめだんえ」と。
そう言える君の人生にも幸福という恵みの雨を降らせてくれます。

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