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佐々木塾ブログ : 2018年2月

千葉大  英作文研究

 2011年千葉大理系前期課程 Ⅲは次のような英作文であった。


私は朝早く海岸まで散歩することを日課にしている。朝のすがすがしい空気を吸い、白い砂浜を素足で歩く心地よさは、なにものにも代え難い。人口200人足らずのこの島では車の往来もほとんどない。音といえば木々の間から聞こえる鳥のさえずりと風だけである。初めてこの島を訪れた時のことを振り返ってみると、ここに来るのが運命だったように思う。
 

①私は朝早く海岸まで散歩することを日課にしている➡「~を日課としている」   make it a rule to~   /make a point of ~ing/  make a daily routine of ~ing/  My daily routine is ~ /  It is a daily habit  for me to~などいろいろ考えられる。「∼まで散歩する」 take a walk to ~/  go for a walk to~/  walk to~
(訳例) I make it a rule to take a walk to the beach early every morning.


②朝のすがすがしい空気を吸い、白い砂浜を 素足で歩く心地よさはなにものにも代え難い➡なにものにも代えがたいはNothing is more valuable than time./  Nothing is as valuable as time.の応用と考える。 すがすがしい  fresh/  refreshing  素足で歩くwalk barefoot /  without shoes on  /with bare feet  心地よい pleasant/ comfortable 
(訳例) Nothing is more pleasant than to breathe the refreshing morning air and to walklkg on the white sand beach with bare feet.


③人口200人足らずのこの島では車の往来もほとんどない➡主語を「車の往来」にして「人口200人足らずのこの島には」を副詞句
にしてThere is 構文を使う
車の往来 traffic  200人足らず not more than 200/   less than 200  人口200人のこの島には on this island whose population is ~
(訳例) There is little traffic on this island whose population is not more than 200 .


④音といえば木々の間から聞こえる鳥のさえずりと風だけである➡「聞こえるのは∼のものだけだ」と考える All you have to do is to write your name here.の応用で All the sound I hear is that of~ 鳥のさえずりbirds singing(twittering)in(among) the trees 
(訳例)  All the sound I hear is the sound of birds singing in the trees and the wind.


⑤初めてこの島を訪れた時のことを振り返ってみると、ここに来るのが運命のようだったように思う➡「~のように思う」はIt seems that ~を使い主文とする。「初めてこの島を訪れた時をのことを振り返ってみると」は When節の副詞節を使う。When I look back the day  dayを関係副詞を用いて「初めてこの島を訪れた」をつなぐ。
(訳例) When I look back the day I first visit this island, it seems that coming here was my fate.

上記のような訳文になった。国立をやっていていつも思うことだが、何をどうやれば対策できるのかと迷わせる一部私大と違ってコツコツ勉強すれば正解に近づける。と思わせる良問だと思う。もちろん付け焼刃的な勉強法では太刀打ちできないが自分が使える文法と単語で英語と日本語の橋渡し的文章を作り出すセンスを磨いていけば、正解に近づける気がする。
 
   

 
  

合格報告届きました。そして...

 今年の中学受験はすべて終わりました。わが佐々木塾でも

Aさん  武蔵野東合格  彼女の中学受験の取り組み開始は遅く佐々木塾に来たのは6年生の11月でした。それまでどこかで勉強していたというのでもなく11月が開始でした。初めは和光とか明星学園などを受けたいということでしたが、彼女がもつ本来の頭の良さが見て取れましたので、今後の伸びしろを考慮に入れて生徒を選別していると思われる、武蔵野東受験を勧めました。それから約2か月短い期間でしたが、5,6年の復習と記述を中心に学習。途中若干不安に襲われながらも見事に乗り切ってくれました。この学校は抜群の高校受験および活発な部活動が売りなので今後3年間でどう成長していくのかとても楽しみです。


B君 桐朋合格  彼は5年のときに入塾し国語だけを佐々木塾で教えました。少しのんびりしているものの頭のいい子で、教えたこと訂正したことは次までには習得・修正できているというタイプでした。また漢字・慣用句などの暗記物は抜群の記憶力でこちらの作成した漢字と言葉テストではほぼ満点という状況でした。苦手としていた記述問題は論理エンジンを5冊(正確には4冊半まで進みました)やりきることで力をつけていったように感じています。理数が得意ということなので中学でさらなる飛躍を遂げることを祈っています。



そして C君 W中学不合格・T中学不合格  先の二人と違いC君は今入試は大失敗でした。これまで佐々木塾の合格報告は合格者だけを知らせて、不合格者を蔑ろにしてきたと思います。大手予備校・塾はそれでいいのでしょうが、わが塾のような小規模塾は不合格者もきちんと伝える必要があるのではという考えに至りました。塾の真価はそんなところにも問われると思います。次回不合格とは?について考えてみたいと思います。



 




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