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総合選抜合格者を教えた講師より報告がありました

今年総合選抜入試で二人の合格者が出ました。その二人を指導した講師からお祝いの言葉も含め報告が入りました。おふぃたりにはいずれ合格体験記も書いてもらうつもりです。それと合わせ読んでいただければ嬉しいです

津田塾大大学  文芸学部  国際関係学科 合格   Oさん
実はこの生徒さんは、9月のギリギリまで一般入試を受験予定でした。しかし、急遽総合型選抜を受けることになり、大慌てで準備が始まりました。
準備期間が2ヶ月少しとかなり短く、本人もかなり焦っている様子でした。  
「なぜこの大学へ行きたいのか」   「この大学でなければならない理由」   「どんな研究がしたいのか」
志望理由書をつくるにあたって、大学側から問われる設問に対して、胸の中には、イイタイコトはあるのに、言語化できないモヤモヤを抱えていました。

指導の中で、丁寧なヒアリングを通して徐々に自分の言葉を紡げるようになりました。ギリギリの入塾でしたが、上記の質問に答えられるようにするためのロードマップを敷設し、がむしゃらに取り組んでもらって、気づけば、1万字以上のボリュームになった文章量を自分の力で書き上げるまでに成長していました。こうした指導を通して短い時間ではあったものの、出願書類の作成と小論文の指導、面接練習なとトータルサポートを受けていただき、見事第一志望に合格しました。
受験方式を変えるという決断は本人にとっても親御さんにもとっても不安だったと思いますが、その中でもやることをしっかりやってくれて、本気になってくれたので、今の結果につながったと考えます。
合格おめでとうございます。


日本女子大学 家政学部 児童学科 合格 Nさん
Nさんは2年間の指導の中で見違える成長を遂げた。
高校2年の時から現代文の指導を通して、基礎的な読解力を養いました。「読む」「書く」という国語の基礎をイチから徹底的に養うために、論理エンジンのテキストを取り組んでもらい、「なぜこの答えになるのか」を論理的に自分の言葉で説明できるようになることを目標に、その手順を教えました。何度も問題を解いてくうちにコツが掴んできたみたいで、正答率も上がっていきました。それから、高校3年生の進学を機に、総合型選抜の受験をチャレンジしたいと打ち明けてくれました。高二から続く二人三脚の方向性が少し変わりました。これまでは筆者のイイタイコトを掴むトレーニングをしていましたが、授業内容が切り替わってからは、自分のイイタイコトを整理になりました。
最初はつまずいていたようでしたが、週1のレッスンにより徐々に文章が上手になっていきました。最後第一志望の志望理由書には、ほとんど手を加えずに出願しましたが、見事合格。
この指導を通して、結果的に第一志望の大学に合格してくれて何よりです。
ワンランクもツーランクも上の大学にチャレンジし、見事それを勝ち取る有志を近くで見届けることができました。
合格おめでとうございます。


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ディスコースマーカー英文解釈

 最近東京医科歯科大学(以下東医歯大)の過去問を解く機会があった。1500語を越える長文が1問出題される。佐々木塾はかっこ付けや三色ボールペンで独特の読み方を展開、教示してきたが超長文については手薄であったと自省している。そこで今回は東医歯大の過去問をもとに超長文の読み方を考えてみたい。試験時間は90分で選択問題で同意表現(10問)、内容真偽(24問)、記述式で10~25語で英語での内容説明、英文解釈、さらに400字での内容要約がある。医学部、歯学部のの最高峰に位置する大学だけあって充実した問題だと感じられる。文章に使われている語彙・表現に難解なものは少なく、専門的な単語には注釈がついている。文章そのものは読みやすい。必要なのは長さに圧倒されてしまって息切れを起こさないスタミナだと思う。最終的には速読が必要だが内容真偽では細かく微妙なことを聞いてくるので精読も必要となれば矛盾しているようだが精読と速読どちらも欠かせない。

 この手の長文の論理的文章を読むには論理的文章を読むコツを掴まなくてはならないのでそのあたりから考えてみたい。論理的文章を理解するためには各文の役割、そして文の相互関係に注目する必要がある。論理的英文は記述の仕方が共通している。まず要点〈抽象)、次に詳細(具体例)、①原則として第一パラグラフに文章全体の<トピックの導入>がくる。②一つのパラグラフに一つのトピックがくる ③トピックは通常、パラグラフの冒頭にある トピックとは筆者が何について論じようとしているかと言い換えることができる。論理的な文章においてもっとも注意深く読まなければいけないのは第1パラグラフである。文章全体のトピックの導入は、原則としてパラグラフ第一文で行われる。

 トピックの導入の次に説明,例、理由、言い換えがくる。これを分析的展開と呼ぶ。分析展開は、論理的英文の基本形である。つまりそうでないことを示す印がない限り、論理的英文は分析的展開によって書かれている。分析的展開は、論理的な文章の基本形である。そうでないことを示す目印がない限り、論理的な英文というものは分析的展開によって書かれている。日本語は先に進むにつれて内容が一般的(抽象的)になり、最後じゃ「まとめ」や「結論」がくる。これは英語の論理的展開と正反対で、意識しないと日本語の発想で文を読んでしまうので注意が必要だ。

  論理的文章で「主張」を際立たせるために「逆説」が用いられる。また「逆説」→「主張」をより効果的にするために「譲歩」=「主張に対立する意見」つまり英文の論理的展開は「譲歩」→「逆説」→「主張」→「説明」という流れが作られる。譲歩や、逆説、を導くための目印としてディスコースマーカーが使われる。ディスコースマーカーを辞書で引くと談話標識(話題の移行を示すもの);oh/well/bythe way/however/namelyなどとある。
さらに詳しく説明すると、「順接関係」「逆接関係」を示す語句もあれば「列挙」「付加」「結果」「強調」「結論」「論拠」「挙例」「反復(換言)」などを示す語句もある。「どういう語句が何を示すのに使われるのか」を予め知っておくことは、要旨を把握するうえで、不可欠なことになる。論説文、さらには英文を読むあらゆる場面で、極めて大事な指針役を果たしてくれる。これらの語句の研究はいずれの機会に譲るとして、これらの語句が出てきたら敏感に反応できるように頭の中に叩き込みたい。

このディスコースマーカーの研究は佐々木塾の英文かっこ付けと並ぶ、大発見の予感がしている。乞うご期待である。

英語4技能

 先日「英検を受けることで大学受験に有利なことがあるのか」のお問い合わせをいただいたので、答えたい。従来は大学入試の試験はその大学が独自に作るものだったが、ここ数年変化が出ている。各大学が指定した試験で一定の成績を持っていると試験当日の英語の試験が免除・換算(みなし満点となることも)加点されるという方式が相当数の大学で取り入れられている。その代表格は実用英語技能検定(俗に英検)およびTEAPだと思われる。英検は歴史が古いので知らない人はいないと思われるが最近3技能(reading/listening /speaking)に加え2年ほど前からwritingが加わり4技能となった。またTEAPは Test of English for Academic Purposeの略で上智大学と英検が共同で開発した、アカデミックな場面での英語運用力を測定するテストで英検と同じ4技能から構成されている。以下この二つを中心にメリットデメリットを考えたい。

 まず英検だが2級を取得していれば早稲田・明治・立教を始め,かなりの大学が科目免除の恩恵を受けることが可能だ。CSEスコアで準1級を持っていなくてもカバーできることもあるようなので、受験を希望する方は各大学のホームページ等での確認をお勧めする。英検は2級までならトライしてみる価値がある。大学によっては準1級を要求しているところもあるが、準1級をとれるくらいの英語力になっていれば大学の出す本試験でもかなり有利に戦える実力なので外部試験を利用するメリットはなくなる。お薦めは英検の場合2級で各技能を磨くのが得策のようである。ちなみに早稲田(文化構想学部)だと4技能各500点以上で合計2200点(2600点満点)以上で英語免除となる

 もう一つ受験生にとってはなじみになりつつあるTEAPはメリットのほうがが多いかもしれない。先ず年3回受けられること。4技能を同時に基準点をクリアする必要はなく1技能ずつクリアーしていくこともできる点も魅力だ。また模試と違って本番なので入試本番のちょっとした予行練習にもなる。デメリットは受験料だ4技能で15000円は決してお安くはない金額だ。ちなみに早稲田(文化構想学部)では280点〈400点満点)以上で英語免除となる。

 このように外部入試試験は続々と導入されているので高1とか2年の「受験はまだ先さ」とのんびり構えている人にはお勧めだ。受験本番で緊張しがちな人もお薦めできる。緊張しやすい英語が免除されれば残りは2教科3教科受験組より有利に戦えるはずだ。上智に行きたいという人もお薦めだ。上智はTEAP受験と一般受験を併用しているのでチャンスが単純に増えるのでこれを利用しない手はないようだ。

 さて英検も今後随分様変わりするようだ。2024年から英検の試験内容のリニューアルが発表された。「新たな英語力観を反映した出題形式を取り入れてリニューアル」と、日本英語検定協会のサイトに記されています。リニューアルされる級は1級から3級がその対象のようだ。また2025年から2級と準2級の間に新たな級を導入することも発表された・名称は「準2級プラス」となるようだ。数年前から始まった英語外部受験旋風まだまだ収まっていないようだ。いや逆にその速度はいや増しに上がっていつようだ。今後とも注視していきたい。





嬉しい知らせが届きました

 1月15日函館ラ・サール高校の受験結果が出て見事当塾生のM君が見事合格した。合格した日にラ・サールの校長先生から電話がかかってきたと、次の日塾に合格の報告に来てくれた時教えてくれた。夜の9時くらいであいにく食事に出て留守番電話に「ぜひ来てほしい」旨の伝言が入っていたそうである。随分丁寧な学校だな、それともそれほど生徒に枯渇しているのか(失礼)とそれを聞いて思った。しかし電話は次の日も来た。内容は優秀な成績で合格したので入学金免除、およびラ・サール奨学生の資格を与えたいという電話であったそうだ。彼は国立の附属高校を第一志望としており、その試験日が1月18日で、そのための試験慣れのために今回ラ・サールを受けたのだった。1月24日その結果発表があってこれも合格していた。さてどちらに行くのやら。まだその決断報告は来ていないので不明だ。

 筑波大付属坂戸について記しておきたい.。筑波大坂戸の資料によれば、国際バカロレア・ディプロマプログラム(IBDP)認定校でs利、1年次は日本の高校必修科目を履修し、2年次よりIBDP科目を中心に学習するとなっている。IBDPのメリットを上げると①海外の学校に進学しやすいイギリス・シンガポール・オーストラリア・カナダなどがDPを大学入学資格と認めているといううことだ。②国内の大学入試、入学後の単位振替にも有利とのこと。東大、京大はじめ多くの国立大学、早慶はじめ多くの私立大学が採用している。③独自のプログラムで表現力が磨かれる。歌う・踊る・描くなど、自己表現の方法について友だち著話し合い自己表現術を身につけていく。④グローバルな視点を持ちやすい。いいこと尽くめに聞こえるが、膨大な学習量を要求していることや、文科省が定める一条校でない、進路や将来については未知数まどデメリットもあるので熟考が必要ではある。

 さて話が横道にそれたがM君どうするのか、北の名門しかも特待生付き函館ラ・サールとIBDPの筑波大坂戸悩ましい選択である。現時点ではどちらに決めたかは不明なので後日お知らせしたい。とりあえず合格おめでとうとだけ言っておきたい。



三色ボールペン

 佐々木塾の英語の授業の特徴の一つは3色ボールペンを使うということだ。この方法は私が編み出した英語読解法でほかにこの方法を使っている人あるいは組織を知らない。齋藤孝さんの本にも「三色ボールペンで読む日本語」いう本があるが、彼のは日本語の文章の読書法で、大事に赤・まあ大事に青・面白いに緑をつけていくものである。私のは英英語の文章に、名詞句と節に黒、形容詞句と節に赤、副詞句と節に青のかっこを付けていくものだ。この方式で何十年にもわたって生徒たちの絶大なる信頼と人気を誇ってきたが、ただ一つ欠点があった。それはボールペンは一度引くと消せないということだ。青だと思っていたものが赤だったり、ここまでと思ってかっこを閉じたら、閉じるところずっと先だったり。生徒によっては一枚のプリントがグシャグシャで大変醜いものになってしまうことが多々あった。


 ところが、何年前だろうか?パイロットからフリクションという消せるボールペンが発売された。CMなんかで宣伝されたのを見たことがあるが消えたところであとが残って汚くなるんだろうくらいにしか思わず気にも留めていなかった。ところが生徒の一人が筆箱にフリクションを何色も入れて使っていた。それをちょっと借りて使ってみると勝手がいい。ボールペンの頭にあるラバー部分でこするとほとんど跡形もなく消える。1つ注意が必要なのは汚れたラバーだと黒いしみが残るので、ラバー部分を白くに保っておくことが肝要だ。ともかくこれを生徒に貸して使ってもらうと英語の授業がなぜか今までと違う気さえしてくる。生徒は間違えた時にラバーを使うわけだが、その時になぜこれは赤ではなく黒なのかを印象に残るよう説明する。これが効くのだ。


 こうやって三色で引いた後和訳をしてもらうと、さてどうだ和訳が実にスムーズになされるのである。何も引かれていない英文を読むのと、3色で引かれた英文の和訳のスピードと正確さはこれは決定的なものだ。齋藤孝さんは真っ新な本にボールペンで線を引くには勇気がいると確か書かれていたが,佐々木塾英文三色分けには勇気ではなく正しい文法力が必要になる。生徒によっては英文読解と文法は別の教科ぐらいに思っている子もいるくらいで、とかく文章の読解と文法はこれまで直接かかわりを持たずという具合だった。しかし佐々木塾三色分けだと色付けを間違わないために文法の授業にも力を注ぐという効果を引き出すようになったと思う。英文を読むことと文法が有機的に繋がり始めるのである。

 この文だけ読んでいても何を言っているのか呑み込めない方はぜひ佐々木塾の体験授業を受けていただきたい。受けていただけばここに書いたことが腑に落ちると思う。今年から入塾を決めてくれた中高生には消える3色ボールペンをプレゼントしようかなと考えているところである。詳細は追って発表の予定だ。




新年あけましておめでとうございます

 
新年あけましておめでとうございます。 今年は松の内に賀状をしたためている。これは2年続けての快挙だ★去年の報告を。自転車は6200㌔20年続けてきた1万㌔越えを去年に続いてできなかった。恥ずかしながら痔の手術で3か月自転車に乗れなかったことが響いた。以前は時速30㌔でどこまでもいけるという感覚があったし実際そうしてきた。しかし最近は25㌔が限度になってきている。無念★だが明るい話題もある。10月に大学の同級生3人で琵琶湖一周を(160㌔途中ショートカットもしたけど〉なしとげた。三者三様の個性で気ままに走れた。去年の富山湾岸自転車道に続く壮挙だ。さて今年はどこに行こう★今年も妻は長年勤めたJALを4月に退社。ところがその月から立川の着物屋さんでアルバイトを始めた。趣味と実益を兼ねた選択だとか。お見事★佐々木塾去年の合格実績はひょっとしたら開塾以来最高ではとひそかに思っている。5年続けての早稲田、久しぶりの慶應、MARCH、筑波をはじめとした国公立。今年は?★さて2年前から考えている「学びとは」に関して面白い本に出合った。内田樹氏の「いま私たちが学ぶべきこと(以下➊と示す)」だ。氏によれば出版社から➊の題で執筆の依頼を受けて違和感を覚えたことから書かれている。氏によれば「学ぶとは別人になること(以下➋と記す)」で、➊には➋という複雑な仕掛けが感じられなかったという。さらに氏は90年代に「シラバス」(講義終了時点でどのような知識技能が身についているかを示すもの)が大学教育に導入されて激怒した。➋とする氏の考えと真っ向から対立するものなのだ。終着駅が決まっているものは「学び」ではなく「補充」だという。「学び」今年1年考えたい  207-0002東京都東大和市湖畔2‐325‐22 佐々木隆            



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