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佐々木塾ブログ 7ページ目

2021年受験報告

 今年の目玉は帯広畜産大学獣医学部合格だ。酪農学園の獣医学部にも合格している。この生徒は札幌の知り合いの娘さんで札幌一の名門高校札幌南に通っている。コロナ禍の副産物と言えるものだが彼女と直接会ったことはない。オンラインを通しての授業だけだったがよく頑張ってくれたと思っている共通テストも9割突破。引き受けた去年の9月は英語が苦手で浪人も覚悟しているとのお母さまのコメントであったが短期間でよく実力をつけられたと驚いている。去年の金沢大医学部に続いて医学系の女子の活躍が佐々木塾でも起きている。将来は動物園の獣医をしたいとのこと旭川にいい動物園もあるしそんなところで活躍してくれるのだろう。

 また去年と同じことを書くのだが、合格報告を書いていつも思うことだが「できる子を集めて上位校に合格させる」のは「できない子を中堅校に合格させる」ほど難しくはないということだ。佐々木塾の存在価値があるとすればあまりできない子の学力を引き上げて、その子を合格に導くことだと信じている。そういう子を合格に導いても、この合格一欄に記すときは単に〇〇大学とだけしか書いていない。それからその子が血のにじむような努力をわかってやってくれと言っても土台無理な話である。これを知っているのは本人と家族と私だけかもしれない。誰も知らないことにも価値のあるものがあることを伝えたい。

 また今年合格の二文字を手中に収めきれなかった人もいる。これには〇〇さえ記すこともできない。それでもドル臆したことは認めてあげたい。受かる人とそうでない人がいるそれは当たり前のことで受験とはそういうものだと言ってしまえばそれまでだが、「うまくいかなかったからこそ拓ける人生がある」これまで志望校に合格できず顔面を殴られたような気分を味わいそこから逆転を果たした人を何人も見ている「禍福はあざなえる縄のごとし」というのは真理だと思う。この二つの格言を今年不首尾だった人に捧げたい。

熟年快挙 英検準2・2級ダブル合格

2,020年度の第3回英検が終わった。前回小学4年生の準2級合格について書いたが今回は48歳のKさんが準2,2級とダブル合格を果たした。その目撃者としてここに記しておきたい。

 Kさんは立川で会社員として働く一児の母でもある。3,4年前からNATIVE CAMPというオンライン英会話を始めたとのこと。学生時代は本人曰くbe動詞しかわからないくらいの英語嫌いだったのに、このオンライン英会話を始めると日本語を介さずENGLISH→ENGLISHで応答ができるようになって勉強が楽しくて仕方がなくなったと嬉しそうに語ってくれた。その一環で秘書検定もダブル受験して英検前に合格を勝ち取ったとのこと。頭が下がる勉強ぶりである。Kさんに勉強の原点を教えてもらった気がする。本人のやる気がどんなものにも優先するということだろう。よく学力=素質×努力というがこの式の右辺にやる気を加えるべきだろう。

 Kさんが佐々木塾に来て英検を受けたい今回は準2と2級ダブルで受験するが淳2はどうしても受かりたいので力を貸してほしいと言われた。リスニングは3年もやっているとのことなのでたぶん大丈夫だろうから、前回小学生が準2を受かったのと同じくライティングで高得点をとってほかのミスを補うという作戦を立てた。先ず準2級から英作文書いて出来たらメールで送って欲しい添削して返すからという提案したところほぼ毎日のように添削依頼が届くようになったその中の一つを公開してみる。

[Question]   Do you think teachers should give homework to students?
 [Answer]     I think that teachers should give homework to students. I have two reasons.  First of all, students study hard at home, and they can get a lot of knowledge. In addition, doing homework is a good way to remeber studying. For these reasons teachers should give homework to students   

 Kさんの上のwritingに対し文法ミス単語ミスがないので高得点が取れます。内容も満点だろうと思います。難を言えばremember stdyingを⇒remember studying at school.とか what they learned at school などにすると上級作文になります。 あと最後の For these reasons のあとI think thatを加えてもいいと思います。このようなやり取りを本番まで何回も交わし本番直前には準2ではなく2級のほうが書きやすいかもしれないとまで言うようになっていた。そして本番結果は見事ダブル合格であった。結果を知った時なぜか私までこみあげてくるものがあった。Kさん本当におめでとう。次は準1級ですね。





 

大学受験 総合型選抜対策コース設置のお知らせ

 佐々木塾ではかねてより大学受験で最近注目を浴びている総合型選抜入試(AO入試)のコースを設置することにしました。この入試方法は第3の入試方法として注目を浴びています。佐々木塾では従来のセンター(今年から共通テスト)、一般受験入試対策に加えこの総合選抜入試対策にも取り組むことにしました。これにより従来の入試対策の質が落ちるということは一切ありませんのでご安心ください。と言いますののもこの授業はすべてリモートで行い教室を使うことはありません。教師は佐々木ではなく本人自身が総合選抜型で入学し現在大学院で学んでいる者が担当します。これまでも多数の生徒を教え京大、慶應などに合格者を輩出している実績十分のの人物です。その彼から新コース設置に向けての抱負の弁が寄せられましたのでここに掲載します。

 数学者の新井紀子の「教科書の読めない子供たち」ベストセラーになりました。この本は、AI技術の発達にともなって多くの「教科書の読めない子供たち」が、テクノロジーにとってかえられてしまうことを示唆しています。実際に,東ロボくんのセンター試験の合計点は8割前後をマークしました。これはセンター出願でMARCHや関関同立の一部学部に十分に合格できる点数です。言い換えると、AIは57.8の偏差値を記録しています。これは何を示しているのか、東ロボくんの処理能力や思考力を下回る高校生が全体で60%以上いると事実です。

 このような時代、急速に注目を集めているのが総合選抜型入試(AO入試)です。この総合型入試で、問うのは旧来の入試で問われる単純暗記や情報処理能力ではなく、発想やひらめきといった「人間らしい」思考力です。総合選抜は、本来一芸入試と同一視されており、「部活動で好成績をおさめた」「特殊な資格を持っている」「何か大会で優勝実績がある」「帰国子女で英語が堪能だ」。このような生徒でbなければ太刀打ちできない入試だと考えがちでした。しかし実際の合格者をリサーチしてみると、上記のような華々しい実績がなくとも十分に合格していることがわかります。それどころか、評定平均は2と低く、英語資格なし、偏差値も40以下。こんな生徒が難関校と呼ばれる大学に次々と合格している事実が数多くあります。このことから、総合型選抜には何か攻略法があることがわかります。そしてその攻略法が「人癌らしい」思考力を有することなのです。インターネットや本を使って多くの情報を収集、それを「どう使うか」を知っている受験生が受かっているのです。

 佐々木塾では、新しい時代に適合した人物を育成することを通じて新時代の大学入試を突破できる力が身につくよう導きます。次回ではその特徴と指導法を記します。




 

新年あけましておめでとうございます。

今年の年賀状をそのまま掲載する

新年あけましておめでとうございます
いつも7日を過ぎて寒中見舞いしか出せず心苦しい思いで書いていたが今年はまだ松の内だ(と言っても5日威張れたものじゃないけど)ANAのCAが医療用防護服を作る、コロナ疎開、特別措置法改正、自粛警察など戦時下と同じ風景だと言われる。同調圧力など息苦しさが日本、世界をおそっている。

 そんな中去年の報告を。自転車10000㌔、歩行1000㌔はクリアーした。内容的には違ってきているけれど目標は超えた。悔しいのは自転車で転倒したことだ。死ぬまで倒れないつもりでいたので残念。倒れた時は、すわ!年のせいか?と焦ったけど、冷静に分析するとち着いて分析すると、雨の日渋滞の車道から歩道に乗り上げるとき入射角20度くらいで入ったことが原因。角度が浅すぎ。限りなく90度に近い入射角度じゃないと。6,7年前にこけた時も雪の日だった。路面が濡れているときは慎重にを肝に銘じたい。あと10年はいけそうな気はするけど自転車操業やめれば倒れるか?
 
 妻の仕事が激減している国内線はたまにあるけど月2,3回。国際線は年2回くらいだっただろうか。その代わりではなかろうがテレワークは盛んだ。士気の維持が目的か?差異化したときスムーズに戻れるようにの配慮か?ほんとに戻る日が来るんだろうかという気になってしまう。 

 塾は去年緊急事態宣言中も全く変わりなく続けた。3分の1はオンライン授業に切り替えた。どうなることやらと思っていたが予想以上に中身の濃い授業ができた。オンラインにも功罪はあった功は遠くから通ってくれている人や持病のある人には移動せずに授業を受けられるというメリットがあった。いっぽう罪はプリントの受け渡しやテストの採点で家にネット環境が整っていない人とは授業効率がすこぶる下がったことだ。今年もオンライン授業の芽が出かかっている。前回の轍を踏まないようにしっかり準備したい。

 受験成果は去年以上になるかもしれない.すでに早稲田の指定校推薦と慶應のAOで合格者を出している。あと一般受験でどれくらい上積みできるかが楽しみ。去年も書いたが「自分から幸せをつかみに行くのではなく誰かの幸せのお手伝いをしてそのお裾分けをいただく」この気持ちで今年もいきたい。最後のなりましたが

  今年もよろしくお願いします

小学4年生 快挙!英検準2級合格

第2回の英検の発表があった。第1回で届かなかった小4生が今回は見事合格した.
前回のブログでは以下のように書いてある。

 今回もう一人準2級に小学生が挑戦した。しかし結果は不合格だった。リーディングとリスニングは合格点に達しているのにライティングが届かなかった。3級では簡単にできたライティング対策は準2級ではできなかった。準2級は50~60語が目安でほかの読解などとの兼ね合いからおそらく15分ほどで書き上げねばならない.例えばEarly education should be made for children?という問題で日本語でも即答できるかと言うと相当に難しい。準2級は{英語力+日本語で考える力」が必要で、与えられたトピックに対し説得力ある内容を考えつきそれを英語で書き表さないといけない。これを小学生にどう乗り越えさせるのか?難しい。しかしここであきらめていてはプロが廃る。次回英検までに小学生でも書ける英検準2級のテンプレートを作りまたこのブログで紹介したいと思っている。乞うご期待といったところである。

 英検準2級の過去問を研究してみた。タイプは大きく分けて次の3つだ。
①Do you think it is~for +人+to +動詞原形:「そう思うか」「そう思わない」を答える
例)Do you think it is important for peolple to eat brekfast every day?(2020年度第1回)
②What is~for+人+to+動詞の原形:~に当てはまるものを答える
例) What is the best age for people to start learning English?(2019年度第2回)
③ Do you think it is better for +人+to~or…?
例)Do you think it is better for people to eat at restaurant or at home?



 さて今回佐々木塾が小学生用に作った英作文準2のテンプレートは  (1)~ing―(S)+allows+人+to+動詞の原形―.「~すれば人は―することが可能になる」
(2)It is a lot of fun for+人+to+動詞の原形~「~することはとても楽しい」この2パターンで書けるよう練習した。例えば
Do you think parents should take their children to museum?と出題されたら、
Seeing good pictures allows me to practice pictures harder.
It is a lot of fun for me to go to museums with my family on Sunday.
内容はいまいちでも構成、単語、文法で落とさなければ合格点は取れると考えた。

 そして本番では
Do you think that it is important for children to have dreams for the future ?
が出題された。願ったり叶ったりの問題だった。試験の後書いた内容を復元してもらったら、主要な2文はHaving dreams allows students to study harder for their dreams. It is a lot of fun to talk about future with friends in the classroom.と書いたようだ。スペルミスさえなければ高得点が望めると踏んだ。

 さてその結果は内容2/4、構成4/4、単語4/4, 文法4/4 計14/16の予想通りの高得点がとれた。次は2級だが本人はやる気満々小学生の間に準1級がとりたいそうである。海外経験なしの日本生まれ日本育ちが小学生の間に準1級が取れれば素晴らしいと思う。こちらもできるだけ応援したい。
 

合格通知届きました(2)

 先月の末一通のラインが舞い込んだ。そのまま掲載する。

 佐々木先生!
お久しぶりです。以前佐々木塾に通っていたT大学のY.Sです。   本日東京都採用試験の二次合格発表日だったのですが、無事合格しました!     どうしても連絡したくて、、、本当にお世話になりました。   直接挨拶に伺いたいのですが、あいにくこの時期でもあり、実習中でもあり、、、すみません。

続いて私の返信も掲載する
 Sさん合格おめでとう。3年前の2月ころSさんがT大学合格の報告に来ていた時たまたま、幼稚園の教諭に内定した佐々木塾卒業が来合せていました。内定の話を聞いたSさんが「わたしも4年後同じような報告ができるよう頑張ると」言っていたのを昨日のことのように思い出しました。そしてあの話が実現したのですね。素晴しい!こういう仕事をしていると卒塾生からの進路報告がうれしいものです。これからのご活躍心よりお祈り申し上げます。

 またこの返信。
ありがとうございます。とっっっても懐かしいです!(笑)また近々遊びに行きます!これからも頑張ります。先生もご自愛ください。ありがとうございました。
 
 Sさんはとっても頑張り屋である。高校3年でここに来るまでアルバイトに明け暮れていたそうである。多分勉強らしい勉強はしていなかったのではないか?しかし将来は小学生の先生になりたい。だから許育学部のあるT大学に入りたい。目標もしっかりしていてぶれることはなかった。高3の初めは基礎の基礎をやりまくり、8月くらいにはなんと高校生の学力になってきた。それでも志望校は遠いなと思ってみていたが、過去問を始めてから今の実力と過去問とのギャップに気づきさらに勉強にギヤが入っていった。1月ころには古典以外は合格点に届いていた。古典は歌論が出題されていることを知り図書館から「俊頼髄脳」「近代秀歌」「毎日抄」などの原本を借りてきて本番で役立ったかどうかわからないが読んでいた。手を抜かない性質の人だなと思った記憶がある。

 これから学校に行って生徒たちと時を過ごすことになるのだと思うけど、頑張り屋と手抜きなしの性格できっといい先生になると思う。でもあまり根を摘めず気を抜けるときは適当に気を抜いてリラックスして楽しい教員生活送ってください。これがSさんへのはなむけの言葉だ。ともかくよかった。

 

合格通知届きました

 今年の第1号合格通知が昨日届いた。いつも思うことだが推薦入試は決まるのが速い3年1学期までの成績で決まってしまうということらしい。ほかの人が受験に悪戦苦闘してているのを横目にこの先半年間悠々自適な毎日が待っているとは実に羨ましい話ではないか。

 合格した大学は早稲田大学文化構想学部だ。文化構想学部をネットで調べると昔第1文学部第2文学部といっていたのだhが再編し作られたものという。文化構想学部とは、人と情報が地球規模で交流し、文化が複雑に絡まり合い、多面的な様相が見られる時代を生き抜くために幅広い視野や教養を持ち、柔軟で豊かな発想力を使って、新しい文化の世界をダイナミックに構想できる人材を育成するとある。

 さて前置きはこれくらいにして合格者はO君(T高校)だ。おそらく佐々木塾を閉鎖するときに過去の生徒を思い返すことがあれば真っ先に出てくる生徒の一人だ。彼は佐々木塾に中2の時に入ってきた。それ以来足かけ5年の付き合いだ。彼は佐々木塾をとても愛してくれ(?)授業を一生懸命に聞いてくれた。彼の佐々木塾のノートがそれを示している。中2から佐々木塾お得意の文型とかっこ付けを教えた。当時中学生にかっこ付けと文型を教えてもついてきてくれるだろうかの試行錯誤中だだったが、彼がこれは杞憂に過ぎないことを証明して見せてくれた。佐々木塾歴代何位かに入るほど習得してくれたと思う。

 彼は勉強も頑張ったが実に多趣味な人である。授業後映画、音楽いろいろな話しをした。例えばビートルズに実に詳しく曲名がスラスラ出てくるのには舌を巻いて聞いていたものだ。映画も昔自分が大学でフェデリコフェリーニの「道」という映画をゼミの発表で取り上げたことを話すと、なんと彼もそれを知っていてジェルソミーナ、ザンパノなどの固有名詞まで飛び出し自分より詳しいんじゃないかとまで思ったほどだった。フェリーニはイタリアのネオリアリズムの監督だが、ヌーベルバーグ巨匠ゴダールなどにも話が及んだ。18歳とはとても思えないくらいの豊富な知識だ。

 それもそのはず彼は中学の頃から映画作りを試みている。一コマずつ作り上げる手の込んだ作業をスマホで一人でコツコツやっていたらしい。これはNHKの番組で取り上げられたこともある。高校生になるとスマホの映画作りに限界を感じて仲間を募って映画作りを始めた。教えてもらったもので4本、高2の終わりには映画甲子園に出品しグランプリは取れなかったけれども脚本賞を取ったとのことだ。仲間も10数名に増え脚本、監督、演技者の分業も行われなかなか本格的なものだ。これ以外にも国連SDG'sクリエイティブアワード普及促進では映像対象を取るなど早稲田の推薦にふさわしい活躍ぶりだ。

 これは言っていいのかわからないが匿名にしているので構わないと思うが(読む人が読めばすぐわかってしまうが)持病がありお母様が大変心配しておられる。幸い推薦が決まり受験勉強を免れることができお母様もさぞかしホッとなさっていると察する。こんなに饒舌に一人の塾生を書いたのは初めてだが、私の喜びと彼への期待の大きさのせいだと理解していただきたい。
 


英検 英作文を考える

 今年も英検が行われた。コロナ禍で例年より2か月遅れであったが無事終了した。
 小学生で英検の3級以上を挑戦しようという子はたいていリスニングには自信を持っている子が多い。文法はいまいちでも単語、熟語を暗記すればリーディングはなんとか行けそうである。問題が素直でひっかけで落とそうというような意地悪な問題はない。残るはライティングである。字数も制限されていて書く内容も指示通りでなければ0点となる可能性すらあるが、何とか小学生でも書ける英作文をと考えテンプレートを作ってみた。結果は大成功。中学生にも同じものを教えただ満点続出だった。

 その一部を紹介したい。 Where do you want to go next summer?これが今回出された問題。 What country do you want to go in the future?を過去問として事前にやっておいたのもよかった。先ずオーム返しに I want to go to the sea next summer.次にThis is because
を使う。このときBecauseで始めないことだ。そしてThis is because I like to swim in the sea.次にAlso出つなぎIt is fun(または形容詞) for+人+to不定詞で書く。Also,it is fun for me to eat lunch with my family by the sea.(35語)(that is why I would like to go to the sea next summer)最後の締めの文は字数オーバーになるので要らない。字数がオーバーしても原典とはならないと書いてあるが、指示通りに書くのが無難だ。3級だとたぶんこれで満点だと思う。

 今回もう一人準2級に小学生が挑戦した。しかし結果は不合格だった。リーディングとリスニングは合格点に達しているのにライティングが届かなかった。3級では簡単にできたライティング対策は準2級ではできなかった。準2級は50~60語が目安でほかの読解などとの兼ね合いからおそらく15分ほどで書き上げねばならない.例えばEarly education should be made for children?という問題で日本語でも即答できるかと言うと相当に難しい。準2級は{英語力+日本語で考える力」が必要で、与えられたトピックに対し説得力ある内容を考えつきそれを英語で書き表さないといけない。これを小学生にどう乗り越えさせるのか?難しい。しかしここであきらめていてはプロが廃る。次回英検までに小学生でも書ける英検準2級のテンプレートを作りまたこのブログで紹介したいと思っている。乞うご期待といったところである。

英検 英作文を考える

 今年も英検が行われた。コロナ禍で例年より2か月遅れであったが無事終了した。
 小学生で英検の3級以上を挑戦しようという子はたいていリスニングには自信を持っている子が多い。文法はいまいちでも単語、熟語を暗記すればリーディングはなんとか行けそうである。問題が素直でひっかけで落とそうというような意地悪な問題はない。残るはライティングである。字数も制限されていて書く内容も指示通りでなければ0点となる可能性すらあるが、何とか小学生でも書ける英作文をと考えテンプレートを作ってみた。結果は大成功。中学生にも同じものを教えただ満点続出だった。

 その一部を紹介したい。 Where do you want to go next summer?これが今回出された問題。 What country do you want to go in the future?を過去問として事前にやっておいたのもよかった。先ずオーム返しに I want to go to the sea next summer.


オンライン授業 その功と罪

 3月2日から緊急事態宣言解除まで佐々木塾でもオンライン授業を行ったその功罪を述べてみたい。
 まず功から。先ず持病持ちのA君には格好のオンライン授業だったと思う。かれはこの期間体調もすぐれず、何度も病院に足を運んだという。薬も数回変えて効果的なものが見つかっていないとも言っていた。もし普段の通塾だったら半分近く休んでいたと思われる。かれは日ごろ映画製作などで賞も取るような機械通なので、それもうまくいった要因の一つだと思われる。こちらがスキャン、PCへ転送、メールに添付などの操作をあたふたして行っていたのに対し彼は慣れた手つきで作業していたものと思われる。こちらから送るプリント類はここで渡すものと変わりなく、また送り返されてくるテスト類も対面とそん色なし行えた。

 もう一つ功Bさんの場合は、学校が国立にあるので学校帰りに寄っていけた問はよかったが、自粛期間に入って学校が休みになるとわざわざ19時からの授業に1時間以上かけて国立に来なければならないことになった。オンライン授業がよいと判断し提案したところ快諾してくれその後3か月オンラインで授業ができた。彼女もこちらが送るPDFでテストをしライン上で採点していった。彼女は答案の上に実に器用にカメラを当ててこちらが採点する方法をとった。(A君の場合はPDFで送り返してきたものを採点していたので違う採点法となった)

 以上二人は大変うまくいった例だと思う。これならば今後も何かの時に(例えばインフルエンザの時など)使えるという感触を持てたことは収穫だった。しかしうまくいったん例ばかりではない。罪を述べる。英検準2級、3級を狙うスーパー小学生の姉妹もこの時期オンライン授業だった。彼女たちの授業で力を入れていたのは英作文だ。なぜなら特に準2の英作文は小学生(低学年)には少し難しすぎるからだ。このことはまた別の機会に考えてみたい。あらかじめ出題しておいたものを彼女たちがあらかじめ解きそれを黒板に書いて添削する。彼女たちの家のPCにPDFを送ってもどうやら文字化けするとのことでPDFが使えない。そこでラインのカメラで撮ったものを送ってもらい解読することになるがこれが見にくい。授業効率は著しく低下する。さらに授業前単語、熟語などの小テストを課しているのだがこれもPDFが使えないので授業前に家まで届けた。翌週までに彼女たちのお母様が届けてくれるという、オンライン授業のスパートさとはかけ離れたアナログなやり取りを行う羽目になってしまった。

 今回の教訓としてはオンライン授業を行う前こちらの持っている通信機器と相手の通信機器との相性、またその機械はこちらから送るものがきちんと受信できるのかなどを事前に確認しておくことが必要だと感じた。この時期オンラインの可能性はもっと広がるだろうからきちんとした対応を心がけたい。


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